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半端じゃない怖さ!『何がジェーンに起こったか?』
 我が家の引っ越しや、息子の風邪などで今週も新作映画を観れませんでした。ごめんなさ〜い! てなワケで、今週はまたまた私の永久保存版のお気に入り映画をご紹介します。とても古い映画なのですが、“恐ろしかった”という点ではいまだこれを越える作品はありません。
『何がジェーンに起こったか?』(1962年・アメリカ)。
屋根裏に住む姉妹の嫉妬と執念を描いた戦慄のサイコ・サスペンスです。


 私はオバケや妖怪や殺人鬼が出てくるホラーより、この映画で描かれてるような普通の人間の中にある嫉妬や狂気が一番怖いです。この映画、マジで背筋凍ります。これが他人との間の事でなく、絆の強かった姉妹間に起こった事だからよけいコワイ……。
 
 綺麗どころの女優としての盛りを過ぎたベティ・デイビスが、腹をくくって強烈なメイクで怪演したことで話題になった作品。もちろん白黒映画で、ずっとずっと暗い家の中での精神的恐怖にじわじわ怯えさせられていたかと思うと、エンディングで突然、太陽がさんさんと輝く明るい海岸のシーンに…。ホッとしたのも束の間、この明るさが主人公の心の闇を強烈に浮かび上がらせます。後味が悪いと言えば悪いけど、いつまでも心に焼き付く作品です。サイコ・サスペンス好きの方は是非一度ご覧あれ!
My favorite movie | 23:18 | author : 小林千絵
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女って…怖い…。『アパートメント』



 今週は新作を観れなかったので、私のお気に入り永久保存版映画をご紹介します。
ロマーヌ・ボーランジェとモニカ・ベルッチ主演のフランス映画、『アパートメント』(1995年)。フランス映画もサスペンスもそんなに好きじゃない私が、珍しく何度も観てしまうほど引き込まれる秀作です。 
 姿を消した昔の恋人の足取りを追うマックスは、彼女のアパートで出会った謎めいた女に惹かれていく。ある一人の女の罠に落ちた男の不可思議な5日間をスリリングに描いた作品。
 STORYもよく練られていて、冒頭の謎からエンディングまでノンストップでぐいぐい引き込まれていきます。
 
 怪しげで可愛いロマーヌ、美しすぎてカッコ良すぎるモニカ、この二大女優の炸裂する魅力だけでも十分に見る価値ありです! 男なら誰しも、こんな両極端の美女の間で揺れ動くだろうナ…。
 ラストは意外な展開で超ショッキング! 「なるほど…そうだったのか…」と謎が解けてしっかり納得させてくれるけれど、女の恐ろしさに背筋が凍ります。

 レンタルで出てるのかな?(確認してないです。ゴメンナサイ!)
レンタルショップで見つけたら、是非是非、一回観てみて下さい! 
My favorite movie | 23:33 | author : 小林千絵
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夢を追う心に強さをくれる『遠い空の向こうに』
 あけましておめでとうございます! 今年もい〜っぱい映画を観て、いつも心を潤わせていたいナ!と願っている私です。このブログでも去年に引き続き、新作映画や個人的に大好きな作品をたくさん紹介していきますね。どうぞご贔屓に!
 さて今週は…新年一発目なのですが、年始年末は試写会もなかったので、過去の作品で私の大好きな一本を紹介させて頂きます。

『遠い空の向こうに』(1999年 アメリカ)
 皆さんはもうご覧になってますか?
 
 
 1957年10月、ソ連が世界初の人工衛星“スプートニク”を打ち上げた。それを見てすっかりロケットの魅力に取り憑かれ、ロケット作りをおっ始める炭坑町に住む4人の高校生の物語。のちにNASAのエンジニアとなったホーマー・ヒッカムJrの実話です。
  
 炭坑の町に生まれ育ち、先細りの仕事だと分かりながらもそれを継ぐことしか許されない少年たちが、家族や周囲の人々の反対に合いながらも必死で夢を追いかける姿に心打たれます。誰にも理解を得られず、夢を追い続けるのはとってもキツいこと。特にホーマー少年の頑固一徹の父親との対立が印象的。最初にこの映画を観た時は、この父親がすごく嫌な奴に思えた。なんで自分の息子を理解しようとしないの? なんで息子の夢を阻むようなことをするの?…って。でも、自分が親になってからもう一度この映画を観て、父親の心の奥底にある息子を思う気持ちが痛いほど分かって、もっともっとこの映画が好きになりました。
 
 親って本当は誰よりも子供を理解してるんですよね。本当は自分の子供に自由に羽ばたいてほしいと願ってる。だけど世の中の厳しさを知っている分、心が先回りして子供が傷つかないように安全な囲いの中に閉じ込めておきたい怖がりな気持ちもあるんですよね。親だからってそんな子供想いのカッコいい気持ちばかりじゃない。本音を言うともっと情けない気持ちもあると思う。自分が諦めざるを得なかったことを子供が叶えようとしてることへのジェラシー。どんなに子供にバカにされるようと、その仕事で生活を支えてきたんだ!という自負。そんなホーマーの父親の複雑な思いが今はとても分かります。
  
 『遠い空の向こうに』は夢を追う心に強さをくれる映画です! うちの息子はまだ4歳だけど、いつか年頃になって途方もない夢を持った時、私自身も臆病な気持ちに打ち勝ち、息子に対して「当たって砕けろ!」「傷ついても何度も立ち上がれ!」と言える強い親になりたいと思いました。

My favorite movie | 23:46 | author : 小林千絵
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アジア映画も凄いぞ!『アフガン・零年:OSAMA』


 先日、『アフガン・零年:OSAMA』という(アフガニスタン=NHK国際共同制作)を映画を観たのですが、そのStoryと映像があまりにも強烈で、心にドカ〜ンと杭を打ち込まれたようなショックを受けてしまい、しばらく(数時間)呆然として実生活に戻れませんでした。その後、何本かハリウッド映画を観てもな〜んか本気になれず、『アフガン零年』の衝撃が今も心から消えないので、今週はおもいきって現在公開している作品ではないけれどこの映画を紹介したいと思います。(ネットで調べたらセルDVDやレンタDVDはあるようです)。
 そもそも何で私がアフガニスタン映画なんぞを観ることになったのか……なのですが、実は来月初日から開催される『アジアフィルムフェスティバル』の前夜祭の番組のMCの仕事をする事になり、「これまでに出品された作品を事前に何本か観ておくように!」と手渡されたDVD資料の中にあった作品だったのです。
 これまでも映画番組の仕事をしていた関係で『アジアフィルムフェスティバル』の作品は何本か観たことがあって、『柳と風』(イラン映画)など何度も繰り返して観てしまう大好きな作品もあったのですが(いつかまた紹介したいと思います)、今回はまた1つ、友に語りたい心に残る作品に出会えました。大好きな映画というより、心に突き刺さった作品というべきなんだろうケド…。
 
 タリバン政権下の恐怖と不穏の時代を生きたアフガニスタンの12歳の少女の物語…。父や叔父など一家の男性をみな戦争で失った少女は、貧困の中・祖母・母親と3人で暮らしている。そんな中、タリバンが女性の一人歩きを禁止したことにより、母親の就労の道が閉ざされる。生活の糧を失った母親と老婆は、少女の髪を切り少年に変装させ、働きに出すことを思いつく。「タリバンにバレたら殺される!」と恐怖におののきながらもなんとか仕事に就く少女だったが、突然、タリバンの学校(男の子の軍事訓練)に強制召集され……という展開。
 私は終始、少女の目線になってハラハラドキドキさせられていました。自分のことを愛しているハズの親と祖母に危険な使命を言い渡され、あがらうことが出来ない少女の絶望が本当に悲しくて心に痛かった。少女の悲しみをまっすぐに受け止めている大きな瞳が強烈で忘れられない! どんなセリフや情景より、当時のアフガニスタン悲惨さを物語っていました。
  
 この映画はタリバン政権崩壊直後に撮られたそうです。アフガニスタン出身のセディク・バルマク監督は「私たちが経験した苦しみを世界の人々に理解してもらえるように」という思いでこの作品を作ったと言います。
 強烈な瞳が印象的な主役の少女は、ナント、監督が道端で出会った物乞いをしていた少女だそうで、ハッキリした年齢も不詳だそうです。実際に戦争によって家族のほとんどを亡くし、“生きる”ために弟と路上に立っていたそうです。よくド素人(言葉悪くてごめんなさい)がカメラの前であれだけの演技が出来たナ…と感心したのですが、よくよく考えたら、あの悲しい瞳は演技ではなく彼女自身の瞳だったんですねぇ。
 アフガンのこういう状況はTVのニュースや新聞でかいま見てはいたけど、それはあくまでも情報として伝わってきただけで、“可愛そうだなぁ”という一瞬の想い以外、私は何も心にとどめられなかった。でも、こんな風に映画で物語として感情を動かしながら見ると、嫌がおうでも記憶に刻み付けられてしまうよなぁ。映画ってやっぱりすごいナと思った次第であります。

 タリバン政権下の苦しみからは解放されたけれど、アフガンは今も再生の狭間でもがいている状態だといいます。私たちは綺麗な映画館でポップコーン片手に娯楽作品を観たり、携帯電話でTV番組を観たり、ポケットサイズのゲーム機で脳トレをしたり…、この空は繋がっているというのにあまりにも違う状況を不思議に思いました。こういう映画を観て過去の戦争の悲惨さを知ったからといって、私の生活が変わるわけでもないし、変えようとも思わないけど、ただ“知る”ことが出来ただけでも良かったナと思います。無力だし、それしか出来ないもんなぁ〜。

 『アフガン・零年:OSAMA』、機会があればぜひぜひ観てみて下さい。ただし、重い映画を観る心の余裕がある時にネ。 
My favorite movie | 23:53 | author : 小林千絵
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『ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ』
ペテン師とサギ師 表紙
今週はまたまた私の大好きな一本をご紹介させてもらいます! ちょっと古い映画ですが、コメディの大傑作といったら私は間違いなくベスト1ににコレを挙げます。
『ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ』(1988年 アメリカ)
こんなにお腹が痛くなるほど笑わせてくれて、それでいてお洒落で粋で痛快で、これぞ大人のコメディ! こんなに面白い映画なのに、一般的にはあまりメジャーでないのが残念でならない私。だからこそ是非是非みんなに観てほしいんです。(作品の写真もどこを探しても無かったので、私の持ってるDVDのパッケージを撮影して載せました。見づらくてスンマセン)
 出演は『花嫁のパパ』シリーズや『大災難』のアメリカを代表するコメディー俳優、スティーブ・マーティンと、『殺しのドレス』『サイダーハウス・ルール』などサスペンスからコメディーまで何でもこなすベテラン俳優、マイケル・ケイン。監督は『リトルショップ・オブ・ホラーズ』のフランク・オズ。
 舞台は高級リゾート地、コート・ダジュール。景色がまためちゃくちゃ綺麗で雰囲気があって、それを見るだけでもリッチな気分になるこの映画! ベテランの中年サギ師と彼に弟子入りした流れ者のペテン師が、カモ(お金持ち)が集まるコート・ダジュールという縄張りを賭けて、ある一人のお金持ちの女性から“どちらが先に5万ドルを巻き上げるか!”のサギ勝負をするというストーリー。
 騙し騙されで二転三転するコン・ゲームストーリーはすごく面白いけど、時々、観客も頭がこんがらがったりしがち。だけどこの映画は脚本が非常によく練られていて、最初から最後まで明快で飽きさせない。観客だけが騙しの裏を分かっていてクスクス笑っていたかと思えば、ある時は観客もカモになって「あちゃ〜! してやられたよ!」ってな気分になったり…。とにかくグングン引き込まれていきます。
 私が好きなシーンは前半、ちょいとヤクザなペテン師のフレディ(スティーブ・マーティン)が、小銭ではなく大金を騙し取れる一流のサギ師になろうとローレンス(マイケル・ケイン)から猛特訓を受けるシーン。服装、髪型、食事のマナーから優雅な身のこなし方まで、レクチャーされるシーンを一切セリフなしで音楽に合わせて流れるように観せてくれる。ここだけでも相当笑えちゃいますよ。
 もう一つ、何回観ても大爆笑してしまうのが、精神的ショックから足が動かなくなったフレディ(もちろん騙すための演技で)が治療の一環でムチで打たれるシーン。ネタバレなるので詳しくは言えないけど、この時のフレディの表情はちびりそうになるほど笑えます(下品な表現でごめんなさ〜い)。スティーブ・マーティンの映画ってどれも面白いけど、演技がオーバー過ぎていつも途中から食傷気味になる私。でも、この作品は別! 間抜けなペテン師の役がハマりまくってます。
 マイケル・ケインはさすがの演技!! 騙しのために成りきる人物によって英語訛りを自由自在に操ったり、騙しの中にもチラホラと優しさを見え隠れさせたり…、とにかく上品で素敵なサギ師。ナイスミドル好きな私は「あんなサギ師なら騙されてもいいかナ」なんて思っちゃいました。
 さて、このペテン師とサギ師のメンツを賭けたサバイバルゲーム、いったいどちらに軍配があがるのか…。これは見てのお楽しみ! おすすめです!
ペテン師とサギ師 裏表紙
My favorite movie | 23:18 | author : 小林千絵
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My favorite movie  1
 今週は新しい映画を観れなかったので、私の大好きな映画のお話をさせてもらいま〜す!
よくお仕事などで『一番好きな映画は何ですか?』と聞かれることがあるんだけど、数あるお気に入りの作品の中で一番を選ぶのはすごく難しい。でも何度も何度も観ている映画というところで選ぶとナントいってもコレ! 『恋愛小説家』(1997年・米)。
もう何回観たかなぁ? 30回くらい…いやいやもっとだ。子供を保育園に送り、家事も用事も片付いてゆっくり出来た昼下がり、私は何故か無性にこの映画が観たくなる。自分でも『おいおい、またコレ? 何回観てんねん! まだ他に借りたまま観てないDVDがあるやろ!』と自分にツッコミを入れながらも、やっぱりコレをプレイヤーに挿入してしまう。何か身体が欲してるって感じ。そして観終わると、いつもホンワカ心が温かくなってて、優しい人なってる。私にとって心のビタミン剤みたいな映画なのです。

 
 舞台はNY。タイトル通り、ある一人の恋愛小説家の男の恋のお話。ジャック・ニコルソン扮するメルビンは、仕事ではロマンチックなストーリーを紡ぎだしてるというのに、現実では恋人はおろか、友達もいない超自己チューな偏屈男。そんな心を閉ざした孤独なおっちゃんが、一匹の犬を預かったことと、一人のシングルマザーのウェイトレスに恋することで、少しづつ人間らしさを取り戻し、“いい人”になっていく…というお話。
 
 とにかくこの映画、終始笑わせてくれる。お腹を抱えて大爆笑するようなテンションの高いギャグはないんだけれど、クスっと吹き出してしまう芸の細かな笑いが全編にちりばめられている。まず何が面白いってこのメルビンの変人ぶり。口を開けば強烈な毒舌でまわりを片っ端から唖然とさせてしまう。言われた人たちが皆、あまりの毒に怒るのを忘れてポカ〜ンとするところが可笑しくって…。実際、過去に私の知り合いにも一人こんなおっちゃんいました。私も何度かその毒を浴びた被害者の一人だったのですが、自分の予想をはるかに越える毒を吐かれた時って、『え?まさか!』って気持ちが邪魔して意味が脳に届くまで時間かかるんですよね。家に帰った頃にムカムカと腹が立ってきて、『ああ言い返してやればよかった!』『こう切り返せばよかった!』と後悔しては悔しくて眠れなくなったりして…(笑)。自分が言われたら嫌だけど、客観的に見てるとこれほど面白いとは…。
 メルビンの変人ぶりはこれだけじゃない。異常なほどの潔癖性で朝から晩まで熱湯で手を洗っている。それも毎回新しい石けんをおろして(もったいないやろが〜!)。レストランにはMyフォーク、Myナイフを必ず持参する(自分んチで食べろっちゅうねん!)。おまけに過度な心配性でもあり、鍵の確認、電気の確認をガチャガチャ、パチパチと毎回決まった回数を繰り返さなきゃ気がすまない(これは私もやってしまうんですが…)。外を歩く時は縁起をかついでなのか、舗道の継ぎ目やタイルの継ぎ目を絶対に踏まない。だから行けない場所がいっぱいある(スケボーにでも乗ってなさい!)。
 こんな凝り固まった偏屈オヤジの心を溶かしていくのが、えらい精神科のお医者様でなく、雄大な大自然でもなく、メルビンが大嫌いだったワンちゃんと、生活に疲れたシングルマザーのヒステリックなウエイトレスというところが面白いですよね。そしてもう一人、メルビンが差別して毛嫌いしていたゲイの画家。やっぱり逆療法っていいのかも…と思いました(笑)。
 一見、みんなメルビンよりもマトモそうなんだけど、それぞれが人生に何かしら問題を抱えていて、実はメルビン以上に変人だったりする? 人と関わることを避けていたメルビンが、図らずも似合わない手助けをしてしまい、そこから少しずつ少しずつ氷が溶けていくように“いい人”変わっていくのを観てると、『人間っていいよな』『捨てたもんじゃないよな』と私自身も癒されてってしまうのです。


 ウエイトレスのキャロル役のヘレン・ハントが本当にキュート! 決して美人じゃないけれど魅力的というのはこういう女性のことを言うんだろうな。あの鼻の上にシワを寄せてクシャっと笑う笑顔が大好きで、当時、どれだけ真似したことか! その頃、一緒にお仕事させてもらっていた小堺一機さんには『日本人の顔でやってもなぁ〜』と言われてしまいましたが、トホホ…。ゲイの画家役のグレッグ・ギニアも、その友達役のキューバ・グッディングJr.も、それから何て言う役者さんか知らないけど、キャロルのお母さん役のおばさんも、みんなみんなすっごいいい味出してる!  
 
 ところでこの映画、日本では『恋愛小説家』だけど、原題は『AS GOOD AS IT GETS』となっています。NOVA仕込みの私が直訳してみると、“それが成り得る限り良い”…いったいなんのこっちゃ? 日本語の分かる知人のネイティブに聞いてみたところ、『AS GOOD AS IT GETS』は“とても素晴らしい!”“最高!”という意味になるそうです。
ただし、脳天気な“サイコー!”ではなく、“これ以上の好転は望めない”“今が最高の状態”というちょっとネガティブなニュアンスの入った微妙な“最高”らしいのです。う〜ん、ムツカシイ…。
実際、劇中でメルビンがアポなしでカウンセラーの元を訪れ、診察を断られた時に、腹いせに待合室の患者たちに『What if as good as it gets!』と叫んでいた時の訳は、『希望なんか無駄だぞ!』と超ネガティブな訳になっていました。この時も言われた患者たちがポカ〜ンとしていたのが笑えましたが…。   
 それにしてもそんなネガティブな意味があるとしたら、ナンデこんなタイトルにしたんでしょう? 最初は理解できなかった私ですが、繰り返し観ているうちにだんだんとその微妙なニュアンスが分かってきたような気がします。この映画を観ていると、『誰しもみんな“最高の人生”を求めて現状に不満を持ってたり、不安になったりしているけれど、捉え方さえ変えれば“バラ色の人生”は案外すぐ近くにあるのかも…』ってことに気づかされます。若い時は何に対してもトコトンの頂点を求めるから、それによって苦しみあがいていてしまうけれど、大人になるにつれ、幸せの求め方も“いいさじ加減”をみつけられるようになる。きっとそれが『AS GOOD AS IT GETS』なんだろうなと思う。決して諦めではなく、まずは現状を受け入れて『うん!幸せ!』って思える気持ち。大事ですよね。
 大好きなシーンを一つ。キャロルが毒舌でいつも雰囲気を壊してしまうメルビンに向かって『なんであなたは普通のボーイフレンドになれないの?!』とブチ切れるシーンで、二人の恋のゆくえを心配してドアの隙間から見守っていたキャロルのお母さんが、思わずしゃしゃり出て『最高の恋人なんてどこにもいないのよ!』と娘に諭すシーンです。実は私、このシーンを観て、今の旦那との結婚決めました。現在とても幸せにやっております。As good as it gets!(旦那が読まないことを祈る)。

恋愛小説家2


My favorite movie | 23:32 | author : 小林千絵
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