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予告編で泣いた『Life 天国で君に逢えたら』は……
 以前から絶対観ようときめていた『Life 天国で君に逢えたら』を観てきました!
プロウインドサーファー、飯島夏樹さんの病との闘い、そしてそれを支えた家族の物語。実話です。予告編で大沢たかおさんが娘役の女の子を波打ち際で抱きしめているシーンは皆さんも見たことがあるでしょう?「パパ死なないで!」「大丈夫…。ずっとお前の側にいるから…いるから…」。私…アレを観ただけでで瞬間で号泣しました。映画の場合、予告編で泣く時ってたいていは勝手に美化し過ぎていて、期待が大きくなり過ぎているので、本編を観て超ガッカリすることが多いんだけど、この映画は期待を裏切らなかったどころではありません、期待以上でした。

 プロウインドサーファーとして目が出るまでの、極貧だけど夢と愛に溢れていた日々、夢が叶ってワールドカップに優勝し、子供が生まれ、家も建てて幸せな家族の生活が始まった頃、スランプで大会でうまく成績を上げられず、家族の気持ちもバラバラになっていった頃、そして病気の発覚…。短い時間ながらすべて心の部分が丁寧に描かれていました。それからの病気との闘いの日々の描写はもう壮絶で、涙がこれでもかというほど溢れ出て洋服の胸の部分がびちょびちょに濡れてしまいました。
 これまで私は病気を題材にしたドキュメンタリーや映画を観ても、もちろん「可哀想だな…神様はいるのかな…」と、涙しながらもどこか違う場所から眺めていた感じだったんだけど、私自身、去年初めて“死”という言葉を意識するような大病をして精神的にちょっと苦しんだからなのかナァ…今回は客観性を全く失って観てました。病人本人の気持ちはもちろんなのですが、支える家族の気持ちが本当に胸に痛かった。
 

最期ね、家族が悲しんで泣き叫んで…ではなく、笑顔で見送るんです。それが不思議ではなく、すごく納得出来ました。

 出演していた俳優さん、みんな良かったナ。大沢たかおさん、伊藤美咲さん、哀川翔さん、真矢みきさん、袴田吉彦さん、みんながみんな本当に優しいいい目をしてました。この映画に本当に惚れ込んでいて、全てのセリフが口からでなく、心から聞こえた気がしました。大沢たかおさんは本当に飯島夏樹さんになりきっていて「さすが!」と感心したし、真矢さんは姉御っぽさがすごく格好良くて同性ながら惚れ惚れ。伊藤美咲さんも演技が自然で初めて「上手いなぁ」と思ったし、そして何より、長女役の女の子がめちゃめちゃ可愛かった! 私は今回初めて見たんだけど、ドラマにもよく出ている川島海荷ちゃんという子役さんだそうです。今後の活躍が楽しみっ。

 桑田さんの歌声も心に染みました。本当に友達にも勧めたい映画でした。
 
来日記者会見 | 23:25 | author : 小林千絵
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子供と観て親が考えさせられる『アントブリー』!

 今週は映画館に行けなかったので、最近レンタルDVDで観て面白かった映画を一つご紹介しま〜す。夏休みも残りわずかということで、子供と一緒に親も楽しめる作品『アントブリー』!
“ant(アント)”はアリ、“bully(ブリー)”はイジメ。日本語にすると『アリいじめ』ってタイトル…なんかインパクトありますよねぇ。
 いつもお友達からイジメの標的にされている内気な10歳の少年、ルーカス。彼は家の庭に巣を作っているアリたちをイジメることでうっぷんを晴らしていた。そんな状況を見かねたアリの魔法使いゾックは、魔法の薬でルーカスの身体をアリサイズに縮めてしまう。そして虫の世界に連れて行かれてしまったルーカスは、アリと共同生活をするうちに、友情やチームワークの大切さ、勇気を持つことの大事さを学んでいく。そんな時、ルーカスの暮らすアリ塚に最大の危機が訪れ……。
 ってな具合に、わりとよくありがちなstoryなんだけど、私が面白いナ!と感じたのは、意地悪なガキ大将が罰として虫にされ、初めて弱いモノの立場を知る…という話ではなく、弱虫な男の子がもう一つ弱い立場になって、相手を思いやる優しさと、嫌なことから逃げない本当の強さを手に入れるというところ。ほら、このルーカス少年がアリにやっちゃうことって、考えてみれば大人の社会でもよくありますよね。上司や先輩にイジメられたから、自分も部下や後輩をイジメてしまった…な〜んて経験、皆さんはありませんか? イジメを受ける痛みや悲しみは人一倍知っているはずなのに、自分の立場を守るためだったり、うっぷんを晴らすために同じことを誰かにしてしまうってこと…はい、恥ずかしながら私も過去にありました。人は皆、自分より弱いモノがあることを確認してやっと安心できるという“弱い心”を持ってるのかもしれませんねぇ。それってすごくカッコ悪いよ!ってことを決して説教臭くなく教えてくれるこの映画。ちょうど我が息子(4歳)が保育園のお友達と公園のアリを踏んづけて遊んでいると聞いたばかりだったので、我が家にとってはGoodタイミングでした! 息子はルーカスが魔法で虫サイズにされちゃったことに、かなりショックを受けてました(笑)。


 
アリ目線の映像がすごく面白い! ちょっとした水や風邪でも洪水や台風のような迫力! 人間はもちろん、かわいいカエルちゃんやハチも怪獣のように恐ろしい! 『ミクロキッズ』や『トイストーリー』でもそんな目線の映像があったけれど、この映画は特に映像がキレイでリアルで、アリの世界にすっかり入り込んでドキドキしながら観れました。
 
 子供と観る方は当然日本語版で観ると思いますが、大人だけで観る方は是非とも音声英語の日本語字幕版で。声の出演がニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツとすごい役者揃いなので、それを聞かないのは勿体ないっす。声優陣がこんなに豪華で、しかもトム・ハンクスがプロデューサーを務めているというのに、日本ではあまりメジャーじゃないのは何でだろう? めっけモノ映画です! 

- | 23:08 | author : 小林千絵
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雄大な景色にウットリ!『ミス・ポター』
 

世界中で愛されている青い上着をはおった可愛いウサギちゃん「ピーターラビット」。その原作者であるビアトリクス・ポターの波乱に満ちた知られざる半生を描いた映画『ミス・ポター』を試写会で観てきました。
 イングランドの湖水地方の雄大な素晴らしい景色(見てるだけで胸がスッとする)と、ほのぼのとしながらも時に切なくて時にクスッと笑わせてくれるstory、そして芯は強いけどお茶目で繊細なポターのキャラクターにグイグイ引き込まれました。1時間半という最近の映画にしては短い上映時間もすっきりコンパクトで良かったです。
今の時代でこそ“女性が仕事をして自立して生きていく”ことは普通の事だけど、昔の女性は親か夫に従って生きなければならなかった…そんな時代にアーティストとして独立し、イギリスの湖水地方の自然を守るという大事業を成し遂げたポター。私がすごくいいナと思ったのは、ポターが“ウーマンリブ”のように納得できない社会の体制にシャカリキに立ち向かったのではなく、自分が好きなこと、愛することを大切にしていたら、素敵な人生が目の前に開けていった…という自然体なところ。
 でも、夢を叶え、絵本を出版してそれが売れ始めても、自分の家族にさえ理解されないなんて悲しいだろうナ。親の「そんな馬鹿げたことをやってないで、早く私たちの選んだ男性(お金持ちのお見合い相手)と結婚なさい!」という圧力に負けなかったポターはホントに強いと思う。
 そんなポターの始めての恋…まるで中学生のように純粋で、一途で、スクリーンを通して観ているこっちまで自分が恋をしてる時のようにドキドキして、胸がキュンと切なくなった。特に、二人が駅のホームで別れるシーンはかなりググッときます。
やはり神様は、“仕事(夢)”と“LOVE”の両方のプレゼントはくれないのかなぁ…というのが今の私の個人的な感想です。

 
すごい事件が起こるわけでも、爆発や派手なアクションがあるわけでもない、一人の女性の人生を淡々と描いた地味なstoryなのに、どんな派手な映画より心を動かされました。普通の人の何気ない人生こそドラマがあるんだなぁ〜と思いました。

 主演のレニー・ゼルウィガーはポターの生き方に共鳴し、今作ではエグゼクティブ・プロデューサーも務めています。『ブリジット・ジョーンズの日記』で磨いたクイーンズ・イングリッシュもばっちりで、お茶目で芯の強いポターを魅力的に演じています。
映画の役によって太ったり痩せたり、可愛い女の子になったりキツイ女になったり、本当に色んな顔を持ったレニー。あの『エージェント』に出ていた素人っぽい女の子が、ここまでの女優さんになるとはなぁ…。
 
 女性にはお奨めの映画です。特に今、人生に迷っている女性には…。ポターのまっすぐでひたむきな生き方は、自分の道を探しあぐねている人にサクセスを掴むヒントをくれるはず! はい、私もしっかりインスパイアされちゃいましたぁ。
映画レビュー | 16:12 | author : 小林千絵
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“ラブホ”で背筋ゾクッ!


 暑いですねぇ〜。東京は特に、街中のクーラーの室外機と車の吐き出す熱風で、毎日蒸し蒸しと堪え難い暑苦しさになっています。こういう時は涼しい映画館で肝が冷えるホラーもいいもんです。普段はラブコメや感動ヒューマン映画が好きでホラーは苦手な私なんですが、『怪談』には何故か心惹かれて、先日のレディースデーに観に行ってきました。
 『リング』『リング2』のヒットでジャパニーズホラーの第一人者となった中田秀夫監督が、『仄暗い水の底から』でコンビを組んだ黒木瞳を再び主演に迎えて撮ったのが今回の『怪談』。
落語や歌舞伎の人気演目「真景累か淵(しんけいかさねがふち)」が原作で、先祖代々からの因縁で運命的な恋をした一組の男女と、それを取り巻く4人の女たちの愛憎を描いた作品です。今回、黒木瞳さんは年下の男(尾上菊之助)を愛してしまい、その強すぎる愛情から嫉妬で狂い死にしてしまう年増女の狂気を見事に演じています。そしてその情念は死んでもまだ男を離さない…。おぉ怖! こういう役ピッタリですよねぇ、黒木さん。『失楽園』でもそうだったけど、恋をしたらただの恋では済まさない、男を狂わせ、トコトン一緒に堕ちて、遂には刺し違えるところまでいってしまいそうな怖さが、女優の黒木瞳さんの目にはありますよね。もちろん、実際の御本人は女優さんだからきっとサバサバの性格なんだろうけれど…。
 とにかく怖かった! 怨念がじわじわ迫ってくる怖さがあった。来るぞ…来るぞ…と心構えをしていても、突然出てくる手や、橋の板の隙間からギョッとのぞいた目にはホント心臓止まりそうになってしもたでぇ! 何が怖いって、実際に幽霊になって出てくる新吉を脅かす場面よりも、新吉が新しく関係を持つ女性が次々と不幸に合い、悲惨な最期を遂げてしまうというところ。女の嫉妬は恐ろしいよ〜。これは実際でもありそうだもんね。前の彼女の怨念が…みたいなこと。おお怖!
 一番ショックだったのは中盤で新吉が豊志賀(黒木瞳)の亡霊に苦しめられ、新しい彼女と逃げるところ。あの、あの、可愛い井上真央ちゃんがあんなことになるなんて…!
言わない、言わない、観て下さい。


 新吉役の尾上菊之助さんは映画初主演だというのに上手かったなぁ〜。でも、私個人としては、この役は線が細くて綺麗め系の菊之助さんより、もうちょっと男臭い市川海老蔵さんに演じて欲しかったなぁ。裏切られた女の怨念に苦しめられる海老蔵さんの姿…観てみたいですよね(笑)。
 黒木さんが「ホラーが苦手でもラブホは観にきて!」と仰ったみたいですが、まさにこの作品はラブホラー映画です。愛の美しさと怖さを観て、暑さ真っ只中のこの季節、、是非、背中から涼しくなって下さいませ。
瀬戸朝香さんの悪女ぶりもなかなか良かったですよ。  
- | 23:19 | author : 小林千絵
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クルーニーに狂うにぃ〜!
まず、謝ります! タイトルのひどいダジャレ…すんませんてれちゃう! デイブ・スペクターのダジャレより寒いな(反省…)。

さて本題に入りましょう。7月31日、『オーシャンズ13』の宣伝のため来日したジョージ・クルーニーとプロデューサーのジェリー・ワイントロープの来日記者会見が都内のホテルで行われ、クルーニーファンの私はいそいそと行って参りました。
まず会見場に入って驚いたのは、いつもの会見場に比べてやたら若い女性記者さんの姿が多かったこと! クルーニーがいまだ独身ということもあるのでしょうか…? おめかししたメイクもばっちりのいいオンナ風の記者さんが目をギラギラさせてクルーニーの登場を待っておりました(中には着物を着ている女性も)。


 そしてついに憧れのクルーニー様、登場! 白いシャツに濃紺のシングルスーツという渋い格好で現れたクルーニーは第一声、『こんにちは! ブラッド・ピットです! 実際は見ての通り、老けているんだ』とかなり悪戯な目でジョークをかましました。会場爆笑楽しい
その後も記者からの『今作の一番の見どころはどこ?』という質問に、『ブラッド・ピットと僕のラブシーンだよ!』(一間開けて)『カットされたけどね!』と、またまたジョーク。隣の真面目そうなプロデューサーのワイントロープさんの眉が困ったように八の字眉毛になっていたのが可笑しかったです。

マスコミ席には“ダイノジ”という二人組のお笑い芸人さん(私は知らなかったんだけど、エアギターで有名らしい)も来ていて『ハイ、ハイ、ハイ!』と何度も質問のための手を挙げ、ついに何度目かに司会の襟川クロさんにあててもらい、クルーニーに質問しました。
『カッコいいクルーニーさんを見習って、僕たちもキメてきました! この服どうですか?』といって見せたのがナント、二人揃って上半身全部に大きく描かれたトラの顔柄のセーター(いまどき、こんなセーターどこで売ってるんやぁ?)。
一瞬、クルーニーは『何じゃコイツら?』という怪訝な顔をしましたが、そこは流石のハリウッド大スター、『すごいカッコいいね。後ろも見せてよ!』と笑顔で切り返しました。でも、クルリと後ろを向いた二人のセーターのバックは何てことない白の無地…(ここで会場からクスクス笑い声が…)。『残念だけど後ろが地味過ぎるね、でもGOOD!』と余裕のアンサーで面白がっていたクルーニーさんでありました。

それこそ獲物を狙うかのような女性記者の『好きなタイプの女性は?』という質問にも、
『トラ柄の服と下着を着た女性が好きなんだ!』と終始ジョークを飛ばして受け答えをするクルーニーはまさにチョイ悪オヤジ! 大人の余裕が溢れていてますますファンになっちゃいました。『オーシャンズ14はない!』とプロデューサーともども何度も断言していたのがちょっと気になったなぁ。アメリカで興行成績悪かったのかなぁ? 私は今回の作品、めちゃめちゃ面白かったから、かなり残念です。
 
それにしてもジョージ・クルーニー、なんでなかなか結婚しないんだろ…? 『今度、また来日した時は、まじでトラ柄の服着ていこ!』と心にキメた私でありますイヒヒ
来日記者会見 | 23:57 | author : 小林千絵
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