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こんな言葉言える相手、あなたにはいますか?『君のためなら千回でも』
  無名の新人作家のデビュー作がなんと全世界で800万部をの売り上げを突破! 《ニューヨーク・タイムズ》のベストセラーリストで120週以上連続ランクインの感動物語が映画になりました。 
『君のためなら千回でも』(2007年/アメリカ)、2月9日(土)より公開。

 さっそく試写会で観てきましたよ。久しぶりに見応えのあるどっしりした作品でした。

★★★★☆(星4つ、本当は4.5としたかったんだけど、半分星印の記号がPCで探せなかった…)

 
 ソ連侵攻前の平和な時代を送るアフガニスタンが舞台。裕福な家庭に生まれた少年、アミールは誕生と同時に母親を亡くし、厳格な父親には疎まれていると不安を抱きながら暮らしていた。そんな彼の心の支えとなったのが、自分の家に奉公する召使いの子供、ハッサンだった。アミールとハッサンは幼い頃から兄弟のように一緒に育ち、強い絆で結ばれていた。しかし…冬の最大のイベントである凧揚げトーナメントの日、思いがけない出来事が二人の運命を冷酷に切り裂いてしまう――。その後、ソ連侵攻によりアミールはアメリカに亡命、ハッサンは田舎の村に逃れ、20年の歳月が流れていった。だが、アメリカで平穏に暮らすアミールの元にアフガニスタンの恩人から一本の電話が入り、衝撃的な事実を知らされる…。ハッサンに対する後悔の念を残していたアミールは、意を決してタリバン政権下の危険な故郷へと向かう。幼かったあの日、「君のためなら千回でも!」と言ってくれたハッサンの信頼に応えるため…、言えなかった気持ちを伝えるために…。
というSTORY。 
 


 平和なアメリカで愛する女性と幸せな新婚生活をスタートし、小説家としての成功を目前にしたアミールが、危険だと知りながら過去の過ちを正すために、友情を取り戻すために故郷に帰る姿に心打たれました。人間として生き直そうとするアミールの決意に、“人生の本当の成功とは何か…”ということを深く考えさせられました。私には「君のためなら千回でも」と言える人はいるかな…? そう言ってくれる人はいるかな…? アミールの奥さんのように、成功を捨てて人間としてやり直そうとする旦那を応援して見送ってやれるかな…? 本当に色々なことを考えさせられた作品です。

 幼少時代の凧揚げのシーンが想像を越える迫力があって印象的。そして初めて演技をしたという3人のアフガニスタンの子供たちのいきいきした自然な表情が今も心に残っています。実は、この作品中の、ある一人の子供が性的暴力を受けるという一部分のショッキングなシーンのために、舞台となったアフガニスタンでは上映禁止になったとのエピソードがあります。たしかに…子供たちがあまりにも純粋で素朴だっただけに、日本人の私もショックを受けたシーンでした。キャストの少年たちとその家族は、国内での暴動を避けるため、現在、製作した映画会社の保護のもとで避難しているという。18歳までの養育費とその家族たちを養う費用を映画会社が負担するとか…。アメリカの映画会社って凄いナ! この素朴な子供たちがいい方向に変わっていくことを望むばかりです。
 一人でじっくり観たい時にオススメの映画です。観てから読むか、読んでから観るか、
それは自由だ〜!


映画レビュー | 23:28 | author : 小林千絵
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悩める大人のための『ビー・ムービー』


 僕たちのハチミツが人間にとられてる!? 僕のハチミツ返して!!
ドリームワークスが贈る最新CGアニメーション『ビー・ムービー』(1月26日公開)を試写会で観てきました〜。★★★☆☆(星3つ)
 働きバチのバリーが人間の世界を舞台に繰り広げる冒険の物語。普段、私たちが見ることの出来ない巣の中でのハチたちの暮らしぶりを、テンポよく、オモシロ可笑しく描いていて、冒頭からめっちゃ楽しい! ハチの社会では手洗いの石けんも、うがい薬も、髪を整えるディップもぜ〜んぶハチミツなんだなぁ〜(笑)。身支度を整えたら、最後はお尻の針を電気えんぴつ削りでギュイ〜ンと削って『行ってきま〜す!』。ここまで観ただけで、これからどんなお話が始まるのか…ワクワクしちゃいました! バリーがハチ大学を卒業し、就職先のハネックス社(ハチミツ製造工場)を見学するところもホ〜ント面白かった。ハネックス社にある3000種の仕事(加熱、冷却、粘着、花粉集計、流し込み、かき混ぜ、鼻歌、受付、毛の除去、シェフ、毛並みコーディネーター、ダニの世話係、ハチの巣管理、トイレの案内係…などなど)の中から1つだけ選ばなきゃいけない。しかも、ハチの世界では一度選んだ仕事は、死ぬまで変えられないという決まりがある。
「一生ひとつの仕事だけなんて…。もっと外の世界を見てみたい!」と悩む姿は、地方に生まれて地方で育ち、地元の会社に就職せざるを得ない子たちにはすごく共感出来るところじゃないかナと思います。
 そんな葛藤で仕事を選びきれないバリーが、花粉レンジャー(外の世界にハチミツを取りに行く係の強くてたくましいハチたち)に混じってNYの街に飛び出すところが最高にワクワクします。初めて見る世界、初めて見る人間。NYのセントラルパークの上空をハチ目線で飛行する映像はホントに綺麗。さすがドリームワークスです!
 そして危険な目に合いながらもなんとか危機一髪で切り抜けて、いよいよバリーは心優しいヴァネッサに会います。初めて出来た人間の友だち。ハチがお喋りすることに戸惑いながらも打ち解けていくあたりがリアルで、ほのぼのしてて、自然と笑みがこぼれちゃいました。でも、どんなに可愛い奴でお喋りが面白くても、ハチ恐怖症の私は絶対にヴァネッサにはなれないなぁ…なんて思いながら見てました。
 

 ところで、そんなに楽しい映画なのにナンデ星3つなんだ?ってか? 
そうなんですよ〜、ここまではすごく面白かったんだけど、これから先がなんだか話しが飛躍し過ぎて、正直言って付いて行けなかったんです…私。だってハチミツを人間に横取りされている事実を知ったバリーが、人間相手に裁判を起こしちゃったりするんだもん。行き過ぎでしょ…これは(笑)。バリーがハチ社会の地味な仕事に魅力を感じられず、ハチミツを人間から取り返すことに初めて使命を感じて立ち上がる!というテーマはすごく面白い(好き)と思うんだけど、裁判でなくてもっと違う展開なかったんかい?と、そのあたりからしゅしゅーと引いてしまいました。子供は理解できない、大人だけの映画になっちゃった感じです。
 まっ、でも、スティングやレイ・リオッタ、日本人でも知っているCNNの看板キャスターのラリー・キングのパロディがあったりして、大人にはクスッと笑えるお遊びが満載で、飽きさせない作りにはなっていましたよ。
 「1つ1つはどんなに地味でつまらない仕事でも、それが繋がれば大きな仕事になる! ぜ〜んぶ大事な仕事なんだよ。だから頑張りましょう!」というメッセージがあるこの『ビー・ムービー』。夢がみつからなくて迷ってる人や、今の仕事に嫌気がさして悩んでる人には、何か答えをくれる映画かもしれません。

映画レビュー | 23:47 | author : 小林千絵
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あのジョニーが歌声を披露する?! 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』


 今月19日(土)から公開される『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』の宣伝のために来日したジョニー・デップの記者会見に行ってきました(1月9日)。下の写真はその時のものです。(左、監督ティム・バートン)(中央、ジョニー・デップ)(右、製作リチャード・D・ザナック)


 ナマのジョニーはハリウッドスター独特のギンギラしたオーラは一切無く、地味な感じがしました。顔がすごく小さくて目立たない。隣のティム・バートン監督の方がナンボか存在感放ってたなぁ〜(笑)。ジョニーはスクリーンでドアップになって初めて光るタイプの役者さんなんだナと思いました。まったく目立とうとしないあまりにも控えめな言動に、私は逆にすごく好感を持っちゃいました。演じる事だけを愛する本物の職人さんなんですね、きっと! カッコいい!
 
 実はこの映画、私はまだ観れてないので感想も書けないのですが、かなり血なまぐさいホラーのようです。私…苦手。ティム・バートン監督の映画はだいたい観てるんだけど、ど〜もこの監督の独特の世界観が私には合わない。あの絶賛された『シザーハンズ』でさえあまり好きになれなかったもんなぁ〜。『エド・ウッド』と『フランケンウィニー』は面白かったけど。
 でも、でもなのだ! 今回の『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』にはちょっと、いや、かなり興味を持ってます。というのもこの映画、ミュージカル仕立てだというではありませんか! しかも、ジョニー・デップ本人が初めて歌声を聞かせてくれるって…?! これは観ないワケにはいきません! 実はジョニーは1980年代、“The Kids”というフロリダのバンドでギターを演奏していた経験があり、音楽には関わりを持っていたものの、歌に関してはまるで縁がなかったんだそう。バンド時代もハーモニーで3秒くらいスッと入って歌う程度で、一曲まるまる歌ったことは一度も、本当に一度もなかったらしいです。この映画の出演オファーを受けた時も、STORYにはかなり惹かれながらも、歌に自信のなかったジョニーは相当悩んだとの事です。ジョニーは監督に「昔の音楽仲間とスタジオにこもって、曲を研究し、歌ってみるよ。近いところまでいけたら相談しよう。でもただ電話して“やっぱりダメだ。不可能だ”と言うかもしれないよ」と消極的な返事をしたんだそうです。結局、相当練習したのか、所詮、本業は俳優なんだから…と割り切ったのか、出演を決めたジョニー。こんな裏話を知ると、どんな歌声なのか…ますます聞いてみたくなりますよねぇ。

 感想はまた後日! 
 
 
来日記者会見 | 23:25 | author : 小林千絵
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夢を追う心に強さをくれる『遠い空の向こうに』
 あけましておめでとうございます! 今年もい〜っぱい映画を観て、いつも心を潤わせていたいナ!と願っている私です。このブログでも去年に引き続き、新作映画や個人的に大好きな作品をたくさん紹介していきますね。どうぞご贔屓に!
 さて今週は…新年一発目なのですが、年始年末は試写会もなかったので、過去の作品で私の大好きな一本を紹介させて頂きます。

『遠い空の向こうに』(1999年 アメリカ)
 皆さんはもうご覧になってますか?
 
 
 1957年10月、ソ連が世界初の人工衛星“スプートニク”を打ち上げた。それを見てすっかりロケットの魅力に取り憑かれ、ロケット作りをおっ始める炭坑町に住む4人の高校生の物語。のちにNASAのエンジニアとなったホーマー・ヒッカムJrの実話です。
  
 炭坑の町に生まれ育ち、先細りの仕事だと分かりながらもそれを継ぐことしか許されない少年たちが、家族や周囲の人々の反対に合いながらも必死で夢を追いかける姿に心打たれます。誰にも理解を得られず、夢を追い続けるのはとってもキツいこと。特にホーマー少年の頑固一徹の父親との対立が印象的。最初にこの映画を観た時は、この父親がすごく嫌な奴に思えた。なんで自分の息子を理解しようとしないの? なんで息子の夢を阻むようなことをするの?…って。でも、自分が親になってからもう一度この映画を観て、父親の心の奥底にある息子を思う気持ちが痛いほど分かって、もっともっとこの映画が好きになりました。
 
 親って本当は誰よりも子供を理解してるんですよね。本当は自分の子供に自由に羽ばたいてほしいと願ってる。だけど世の中の厳しさを知っている分、心が先回りして子供が傷つかないように安全な囲いの中に閉じ込めておきたい怖がりな気持ちもあるんですよね。親だからってそんな子供想いのカッコいい気持ちばかりじゃない。本音を言うともっと情けない気持ちもあると思う。自分が諦めざるを得なかったことを子供が叶えようとしてることへのジェラシー。どんなに子供にバカにされるようと、その仕事で生活を支えてきたんだ!という自負。そんなホーマーの父親の複雑な思いが今はとても分かります。
  
 『遠い空の向こうに』は夢を追う心に強さをくれる映画です! うちの息子はまだ4歳だけど、いつか年頃になって途方もない夢を持った時、私自身も臆病な気持ちに打ち勝ち、息子に対して「当たって砕けろ!」「傷ついても何度も立ち上がれ!」と言える強い親になりたいと思いました。

My favorite movie | 23:46 | author : 小林千絵
comments(1) | trackbacks(4)
 
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